時刻は深夜0時。街は今日という日の喧騒を徐々に失いながら、深夜のもたらす闇に包まれつつある。大通りから一本隔てた、人気の無い駐車場にその女はへたり込んでいた。私は興奮を隠しながら、通りすがりの親切な男を装って彼女に話しかけてみる。女は、回らない呂律でとりとめもなく喋りだす。一緒に飲んでいた友達がどうとか軟派がどうとか、●っ払いのお決まりの戯言だ。20代中盤に見えるが、ややハスキーな声が妙に色っぽい。まだ若いのに、酒の力でその喉を無益にすり減らしてきたのだろうか？街頭に照らされた、その女の顔を覗き込んでみる。だらしなく酩酊しているが、彼女の顔には男を惹きつける何かが備わっているようだった。程よく肉のついた身体は女性らしいラインを描き、深い胸の谷間が乱れた服からのぞいている。私は、下半身の芯にじんわりと性欲の熱が灯るのを感じた。近くにある私の家に連れ込んで、ポツポツと会話を交わしているうちに、やがて女は眠り込んでしまった。ベッドに横たわる、若いその女の体を、私はゆっくりとまさぐっていく。女を起こさないよう静かに、しかし私の欲望の全てをぶつけるように荒々しく……